ライブ・録画・自動・エバーグリーンウェビナーの選び方

ここでいうウェビナーは、オンラインで行う説明やセミナーです。

まず、この記事で使う言葉を分けます。

言葉この記事での意味
ライブ主催者と参加者が同じ時間に参加する配信
録画事前収録した動画を視聴者が任意の時間に見る形式
自動事前収録した説明を決めた時刻や条件で自動配信する形式
オンデマンド視聴者が公開期間内の任意の時間に再生する録画形式
エバーグリーン長期間使える内容を主にオンデマンドまたは自動配信で継続提供するウェビナー

一般にエバーグリーンウェビナーは、長期間にわたり関連性を保てる内容を主にオンデマンドまたは自動配信で継続提供するウェビナーを指します。この記事では、形式名だけでなく、内容を古いまま残さないための更新責任と停止条件まで含めて扱います。

どの形式でも、参加前に「事前収録か」「リアルタイムで質問できるか」「誰がいつ回答するか」「録画を残すか」を明示します。録画をライブのように見せる、自動配信なのに今だけ行われているように見せる、といった説明はしません。

目次

ライブ・録画・自動・オンデマンドのメリットと注意点

形式向く条件メリット注意点
ライブその場の質問や個別確認が欠かせない反応を見ながら説明を調整できる開催時刻、担当者、質問範囲を固定する必要がある
録画・オンデマンド説明を固定でき、質問を後から補える視聴者が都合のよい時間に確認できる情報の更新と質問窓口が必要になる
自動配信開始時刻や視聴順をそろえる必要がある同じ進行を繰り返し届けやすい録画であること、回答時期を明示する
エバーグリーン運用内容が長期利用でき、更新担当と停止条件がある継続して説明を提供できる古い価格・条件を放置しない仕組みが必要になる

ライブには即時質問、録画には時間の自由というメリットがあります。一方、ライブは開催時間の制約、録画は後回答と更新責任というデメリットがあります。それだけで採否を決めず、参加者に必要な質問対応と、運営側が守れる更新条件を同時に確認します。

ライブ、録画、自動ウェビナーを質問、参加、更新、視聴後案内の四条件で選ぶ図。

四条件を先に書く

形式名を決める前に、次の四条件を書きます。

  1. 質問:その場で答える必要があるか、後回答で補えるか
  2. 参加:同時参加、事前知識、所要時間など何が必要か
  3. 更新:何が変わったら、誰が見直すか
  4. 案内:視聴後に何を任意で確認できるか

2020年の僕のライブ台本でも、参加ルール、アジェンダ、Q&Aを説明本文とは分けていました。これは当時の運用例であり、ライブを推奨する根拠ではありません。形式名より先に、参加と質問の条件を分けるための例です。

僕は別のライブQ&Aを行う前に質問を集め、扱う論点を大まかに分けたうえで、当日の質問も受け付けました。事前質問だけで内容を固定せず、その場で確認が必要な問いを扱うならライブの役割があります。反対に、質問を扱わないなら、ライブにする理由を別に説明できるかを確かめます。

ライブウェビナーで事前質問と当日の質問を分け、回答範囲と後回答を確認する図。

対照例|ライブと録画・自動を比べる

例A:その場の個別判断が欠かせない

条件記入例
質問参加者の工程表を見ないと日数を判断できないため、その場で個別質問が必要
参加工程表を事前提出し、60分の同時参加が必要
更新提出内容に応じて説明順を当日調整する
案内終了後は修正版を提出するか、自分で進めるかを選ぶ
採否録画だけでは個別判断を補えないため、ライブを採用

例B:安定した説明を後回答で補える

条件記入例
質問共通の問いは動画で回答。個別質問はフォームで受ける
参加20分の録画を任意の時間に視聴できる
更新内容は半年ごと、条件変更時は即時確認。担当者を決める
案内翌営業日までに質問回答。必要な人だけ次資料を見る
採否問いと説明を固定でき、後回答で補えるため録画または自動配信を採用

後回答を置くなら、誰が、いつまでに、どこまで答えるかを必ず示します。「質問できます」だけでは運用条件になりません。

参加前に表示すること

  • ライブか、事前収録か、自動配信か
  • 必要な事前知識・準備
  • 所要時間と開催日時・タイムゾーン
  • 視聴方法と推奨環境
  • 録画の有無、視聴期限
  • 質問が公開されるか、匿名で扱えるか
  • 個人情報を書かない案内
  • 欠席者が確認できる内容
  • 問い合わせ先と、返信期限・範囲

継続運用は更新責任まで決める

録画・自動配信を継続する場合は、次を表示・記録します。

  • 公開日
  • 最終更新日
  • 版
  • 価格・制度・商品条件など、古くなる情報
  • 確認する一次情報
  • 見直す担当者と時点
  • 更新できないときの停止条件
  • 停止中の連絡先

担当、確認先、停止条件が決まらないなら、エバーグリーン運用へ進みません。

継続配信を放置しないための4工程
1. 公開
公開日・版・確認先を記録する
2. 定期確認
価格・制度・商品条件を見直す
3. 更新
差分を反映し、最終更新日を残す
4. 停止判断
確認できない場合は配信を止める

担当者と確認時点を決め、更新できない場合は停止する。

必須条件が両立しないとき

条件を満たす形式がない場合、無理に一つを選びません。

  1. 動画で扱う問いを狭める
  2. 共通知識は録画、個別判断はライブと役割を分ける
  3. 質問フォームと回答担当を用意する
  4. 更新体制を作れるまで公開を延期する
  5. 参加者への約束を守れないなら中止する

形式を増やすことより、欠かせない条件を守ることを優先します。

視聴後の質問や離脱から、説明範囲、質問方法、配信形式を見直す図。

配信前の確認

  • 字幕または文字資料があるか
  • 配布資料の閲覧権限が正しいか
  • 再生できない場合の代替資料があるか
  • 時刻とタイムゾーンが明確か
  • 画面共有と音声を実際の環境で試したか
  • 質問担当と障害時の連絡先を決めたか
  • 録画・質問公開の同意を確認したか

形式決定後の一記事

まとめ

ライブ、録画、自動配信は、質問、参加、更新、視聴後案内の条件で選びます。エバーグリーンウェビナーとして長期利用する場合は、内容の関連性に加え、更新責任と停止条件まで決めます。

参加者へ形式を正しく表示し、後回答・更新・停止まで守れる候補だけを採用してください。

ライブ、録画、自動、エバーグリーンのウェビナーを質問、参加ルール、更新、案内の条件で比べる図。

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この記事を書いた人

中村純のアバター 中村純 株式会社オフィスNJ代表

株式会社オフィスNJ代表 中村純

大学を留年し同期から半年遅れで卒業。フリーター&バンドマン時代を経て、バンド活動の終了とともにマーケティング・コピーライティングの世界を知る。

2015年6月、(株)コンサルタントラボラトリーに参画。

以降、社内のコピーライティング全般を手がけるほか、広告・販売戦略の立案やマーケティングファネルの設計、安定的に毎月“完全自動”で売上が上がる仕組みの構築なども手がける。

コンラボ社に参画してからの約3年半の間にコピーで関わった案件の総売上は7億4529万円以上。

現在は独立し、企業や団体のサポートをする一方で、『個人起業家のためのベーシックなマーケティング&コピーライティングスキル教育のインフラを構築する』ためにコンテンツビジネスを展開している。

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