電子書籍からメールリストを増やす方法|書籍読者を見込み客へ変える3ステップ

本を買った人、読んだ人が、そのまま継続した情報提供を望んでいるとは限りません。購入・読了とメール登録は別の行動です。登録してもらうには、本の続きを受け取る理由と、何が届くかを読者が判断できる状態を作る必要があります。

僕は電子書籍を、ただの出版物ではなく集客のパーツとして捉えています。ただし、本から登録へ進むことを当然の流れにしてはいけません。本で得た理解を補う価値を示し、読者が自分で選べる導線にします。

設計する順番は、書籍内で約束すること、登録後に渡す特典、登録ページ、最初の歓迎導線です。四つの内容が同じ読者の同じ悩みにつながっていれば、登録の理由が伝わりやすくなります。

目次

購入・読了と登録同意を分ける

本を読んだ人は、まず本の内容を求めています。そこで得たメールアドレスを、別の情報提供に使う前提にはできません。登録フォームで、何のために情報を受け取るのかを読者が理解し、選べるようにします。

書籍内の案内も「登録してください」だけでは足りません。本で扱った悩みの続きをどのように整理できるか、登録後に何が届くか、どの程度の連絡を想定するかを、実際の提供内容と矛盾しない範囲で示します。

登録する理由を、書籍の約束の続きに置く

登録特典は、本の内容と関係のないおまけではありません。読者が本を読み終えた時に残る「自分の場合はどう進めるか」という問いを、一歩整理できるものにします。

たとえば、書籍がテーマ選定を扱うなら、特典は候補を比べるための確認項目にします。書籍が公開準備を扱うなら、特典は作業を抜け漏れなく確認するための一覧にします。特典だけで新しい大きな約束を増やさず、本の約束を実行へ移す補助にしてください。

特典を決める時は、次の三点を確認します。

  1. 書籍の読者が使う理由を、一文で説明できるか。
  2. 受け取るものと、登録後に届く情報の範囲を説明できるか。
  3. 実際に完成し、提供できるものだけを案内しているか。

登録ページは、判断に必要な情報をそろえる

登録ページでは、感情を急がせるより、読者が選ぶための情報をそろえます。最低限、誰向けか、受け取るもの、登録後にどんな情報が届くか、利用・配信停止に関する案内を、実際の運用と一致させます。

フォームで集める情報は、目的に必要な範囲に絞ります。登録する人が迷わないよう、入力後に何が起きるかも確認できるようにしてください。

個人情報の扱い、同意の取り方、表示する事項は、利用する配信サービスや対象地域で要件が異なります。テンプレートをそのまま流用せず、公開前に現行の要件と自社の運用を確認します。

歓迎導線で、最初の約束を果たす

登録直後には、特典の受け取り方と、次に届く情報を分かるようにします。登録ページで言っていない商品案内や、頻度の異なる連絡をいきなり始めると、読者は期待と実際の差を感じます。

最初の導線では、書籍の内容を実行するための小さな確認、特典の使い方、今後受け取る情報のテーマを示します。読者が不要と感じた時に配信停止を選べることも、継続的な関係を作るための前提です。

ずれを防ぐ最終確認

公開前に、書籍内の案内、特典、登録ページ、歓迎導線を横に並べ、次を確認します。

確認すること見る場所
誰のどの悩みに答えるかが同じか書籍内の案内・登録ページ
受け取るものが実在し、説明と一致するか特典・登録ページ
登録後の情報提供を理解して選べるか登録ページ・歓迎導線
連絡停止や個人情報の扱いを確認できるかフォーム・配信設定

登録数だけでは、導線が適切かは判断できません。読者が期待したものを受け取り、自分で継続を選べる状態になっているかを基準に、運用を見直します。

まとめ:登録は、読者が自分で選ぶ次の接点

書籍の購入・読了とメール登録は別の行動です。本の約束を補う特典を用意し、登録ページで届く内容を正確に伝え、歓迎導線で最初の約束を果たしてください。

本から登録へ進む理由が明確で、読者が継続を自分で選べる状態になっていれば、導線は読者の理解を支える接点になります。

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この記事を書いた人

中村純のアバター 中村純 株式会社オフィスNJ代表

株式会社オフィスNJ代表 中村純

大学を留年し同期から半年遅れで卒業。フリーター&バンドマン時代を経て、バンド活動の終了とともにマーケティング・コピーライティングの世界を知る。

2015年6月、(株)コンサルタントラボラトリーに参画。

以降、社内のコピーライティング全般を手がけるほか、広告・販売戦略の立案やマーケティングファネルの設計、安定的に毎月“完全自動”で売上が上がる仕組みの構築なども手がける。

コンラボ社に参画してからの約3年半の間にコピーで関わった案件の総売上は7億4529万円以上。

現在は独立し、企業や団体のサポートをする一方で、『個人起業家のためのベーシックなマーケティング&コピーライティングスキル教育のインフラを構築する』ためにコンテンツビジネスを展開している。

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