リードマグネットの内容設計|約束を中身に落とす

リードマグネットの内容を考え始めると、知っていることを先に入れたくなります。補足や背景も、入れようと思えばいくらでも増やせます。

ただ、内容設計で最初に戻る場所は、入れたい情報の一覧ではありません。入口で読者へ約束したことです。僕は配布内容を組むとき、最初にその約束を果たす場所を置き、その後で全体と詳細を行き来できる順番を考えています。中身は、約束を先に満たし、全体から必要な要素へ進める順に置きます。

この記事では、リードマグネットの内容を「約束→全体像→各要素→全体と詳細の往復→約束との照合」の順に整える考え方を扱います。何をテーマにするか、どれくらいの量にするか、どの形式で渡すかは扱いません。

目次

リードマグネットの内容構成は、約束から逆算する

リードマグネットの内容は、知っていることを多く入れる順ではなく、登録時に約束した一つの前進を果たす順に組み立てます。最初に全体像を示し、必要な要素を補い、最後に読者が次の行動を選べる状態を確認します。

僕の教材設計でも、説明を一度に増やすより、先に全体を見せてから要素へ進む構成を使ってきました。形式を先に決めず、読者が何を受け取り、どこまで使える必要があるかを基準にします。

内容を足す前に、登録時の約束へ戻る

内容を増やすことと、受取物を役立つものにすることは同じではありません。説明を足すほど、読者が最初に知りたかったことが見えにくくなる場合もあります。

まず確認したいのは、入口で何を約束したかです。その約束が、内容設計の起点になります。

ここで決めるのは、新しい価値を足すことではありません。僕は配布内容の最初に、入口で示した約束を果たす場所を置いてきました。すでに置いた約束を中身の最初で扱えるようにし、要素を加える前に、その要素が約束を満たすために必要かを確認します。

最初に、特典全体の見取り図を示す

約束を確認したら、最初に特典全体の見取り図を示します。見取り図とは、読者がこの受取物で何を確認し、どの順で見ていけるのかを把握するための全体です。

僕は、リストや段階を全体として先に伝え、その後に要素を説明する順序で配布内容を組み立てています。全体を先に置けば、各要素を説明するときも、それが約束のどこに関係するかを示せます。

見取り図は、固定のページ構成や見出しの型ではありません。内容によって、確認すべき項目の一覧になることもあれば、進める順番を示す流れになることもあります。大切なのは、読者が細部に入る前に、約束を満たすまでの道筋を見渡せることです。

ここで必要なのは、詳しさを増やすことではありません。読者が、今回の約束を満たすまでの要素と関係を見渡せることです。詳しい説明は、そのあとで補います。

次に、各要素の役割を補う

全体を見せたあとに、各要素の役割を補います。僕は全体を示した後に要素を一つずつ説明し、理由や考え方を添える構成で配布内容を組み立ててきました。材料だけで終わらせず、何のために使うのかを補うことも、そのときに意識していることです。

要素ごとの補足では、細かな知識を並べるより、まずその要素が約束にどう関係するかを示します。読者が確認すること、考えること、次に見ることが分かると、全体の中で役割を見失いにくくなります。

補足では、まず各要素が約束とどうつながるかを示します。そのうえで、何を確認するための要素なのか、なぜ必要なのかを補います。材料を並べるだけにしないことで、読者は全体の中での役割を確かめられます。

これは詳しい文章を書く技術の話ではありません。内容をどの順番で渡し、どこで補足するかという設計の話です。

全体と詳細を行き来できる順にする

見取り図と補足は、一度きりで分けるのではなく、必要に応じて約束との関係を確認できるようにします。僕は、全体と詳細を行き来する順序を置き、全体を先に示した後で要素を説明してきました。

登録時の約束から全体の見取り図へ進み、各要素の補足と往復して約束を確認する内容設計の流れ。

内容を組んだあとに、全体と詳細を行き来できるかを見直します。ある要素を説明した後に、全体の中での役割へ戻れるか。全体を見たときに、必要な要素との関係を確認できるか。ここを確認します。

全体と詳細を行き来できる順番は、読者が何のために読むのかを見失わないためのものです。各要素の説明が、最初の約束にどう戻るかを確認してください。

約束にない中身を増やさない

全体像と補足を整えているうちに、関連する話を増やしたくなることがあります。しかし、内容設計の基準は「入れられるか」ではなく、「登録時の約束を満たすために必要か」です。

約束に直接つながらない内容が増えると、受取物がどこまでを扱うものなのかが曖昧になります。僕は、最初に約束を果たすことを内容の起点にし、内容の方向性と補足を別の判断として扱っています。

最後に、全体と要素を約束へ照らして確認します。関連する情報を入れられるかではなく、約束を満たすために必要かで中身を判断します。必要のない内容を減らすことは、説明を薄くすることではありません。受け取る理由と中身の順番をそろえるための調整です。

リードマグネットの内容は、情報を足して完成させるものではありません。約束に戻り、最初に全体の見取り図を示し、各要素を補い、必要なときに全体へ戻れるようにする。この順番で整えると、読者が受取物をどう使えばよいかをつかみやすくなります。

内容構成の完成例|約束から次の行動まで

順番置く内容読者が確認できること
約束今回扱う一つの問題と範囲自分が受け取る内容か
見取り図全体の手順または要素一覧どこからどこへ進むか
要素各手順の理由と使い方自分の状況へどう当てはめるか
自己確認約束した状態を確認する問いどこまで終わったか
次の行動自分で続ける、戻る、別の情報を見る購入を前提にせず次を選べるか

まとめ

リードマグネットの内容設計では、まず登録時の約束を満たすことを確認します。

そのうえで、最初に全体の見取り図を示し、次に各要素の役割を補います。読者が全体と詳細を行き来できるようにしておくと、細部に入っても、何のために読むのかを見失いにくくなります。

内容を増やす前に、最初の約束に戻ってください。その約束に必要な全体と要素を読者が確かめやすい順に置くことが、無料特典の内容を整える基準になります。


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この記事を書いた人

中村純のアバター 中村純 株式会社オフィスNJ代表

株式会社オフィスNJ代表 中村純

大学を留年し同期から半年遅れで卒業。フリーター&バンドマン時代を経て、バンド活動の終了とともにマーケティング・コピーライティングの世界を知る。

2015年6月、(株)コンサルタントラボラトリーに参画。

以降、社内のコピーライティング全般を手がけるほか、広告・販売戦略の立案やマーケティングファネルの設計、安定的に毎月“完全自動”で売上が上がる仕組みの構築なども手がける。

コンラボ社に参画してからの約3年半の間にコピーで関わった案件の総売上は7億4529万円以上。

現在は独立し、企業や団体のサポートをする一方で、『個人起業家のためのベーシックなマーケティング&コピーライティングスキル教育のインフラを構築する』ためにコンテンツビジネスを展開している。

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