チャレンジ企画のテーマを決める方法|短期で進める一問へ絞る

チャレンジ企画のテーマを決めるときに、専門家が教えられることを全部並べると、短期で終えられる範囲を超えやすくなります。

短期企画で扱うべきなのは、あなたの専門性の全体ではありません。参加者が今すでに進めたいと思っていて、数日で一つ前に進める問いです。

僕は、テーマを「バックエンドへの接続」「参加者がすでに望む変化」「短期で達成可能な出力」の3条件で見ます。どれか一つでも欠けるなら、参加する理由、企画後の接続、短期で終えられる範囲のいずれかを見直す必要があります。

この記事では、チャレンジ企画のテーマを絞る手順、広いテーマを一問へ削る方法、タイトルへ落とす考え方を解説します。

目次

チャレンジ企画のテーマは、対象者・一問・最終出力で決める

チャレンジ企画のテーマを決めるときは、教えられる内容の一覧から選びません。対象者が今取り組みたい一問と、企画の終了時に自分で確認できる最終出力から逆算します。

確認項目書く内容広すぎるサイン
対象者いま、どの場面で止まっている人か誰にでも当てはまる
一問企画中に答えを出す問い複数の問題を同時に扱う
最終出力終了時に手元へ残るもの理解・自信など確認しにくい言葉だけ
次の接続出力を何の判断や工程に使うか企画内で使い道が終わる

提供する支援との接続は確認しますが、次の商品を選ぶことを完了条件にはしません。参加者が企画内の約束を受け取れるテーマとして独立させます。

テーマは「教えたいこと」から決めない

専門家ほど、教えられることが多くあります。

集客、商品作り、コンセプト、セールス、広告。どれも大切です。

でも、参加者が今困っていることと一致しなければ、短期企画へ参加する理由になりません。

僕の教材では、テーマを「参加者がすでに達成したいと思っているもの」から選ぶと整理しています。

「これを学ぶべきです」では弱い。

参加者は、方法そのものより、方法の先にある変化を求めています。だから、まず理想と現実の差、よく聞かれる質問、すでに言葉になっている悩みを探します。

3条件を同時に満たすテーマを選ぶ

テーマ候補は、次の3条件を同時に満たすものへ絞ります。

条件見ること欠けた場合に起きること
バックエンドへの接続企画の後に、より深い支援が必要になる自然な次の課題があるか企画後に扱う次の課題と接続しにくい
参加者がすでに望む変化参加者が今まさに変えたいと思う課題か参加する理由になりにくい
短期で達成可能な出力数日で確認できる出力まで小さくできるか課題が重くなり、途中で止まる原因になる

この3条件は、販売のためだけのチェックではありません。

参加者が小さな前進を実感でき、次の支援が必要になる理由も理解できる企画を作るための条件です。

条件を満たさない候補は、どこへ戻すか

三つの条件は、候補を落とすだけの審査ではありません。どこを直せば企画になるかを教えるものです。

欠けた条件起きていること戻って直すこと
バックエンドへの接続がない企画後の次の課題が見えないバックエンドで扱う変化の直前に必要な準備を探す
参加者がすでに望む変化ではない専門家の「教えたい」が先に立っている実際によく聞かれる質問、本人が使う言葉へ戻る
短期で達成可能な出力にならない約束する変化か出力が大きい完成品ではなく、次工程へ渡す一部へ縮める

一つの候補を無理に三条件へ合わせる必要はありません。

参加者が望むことと、バックエンドで扱う領域が重ならないなら、別の候補を選ぶ。短期出力だけ作れても、その先の支援と無関係なら、単発コンテンツとして扱う。こうして形式の役割を分けると、テーマでどこまで約束するかを判断できます。

広いテーマを、一問と一出力へ削る

テーマを絞るときは、まず広い目的をそのまま使わないことです。

広い目的一問に絞ったテーマ終了時の出力
リストを増やす読者が受け取る無料特典は何にするか特典テーマを一文にする
コンテンツ商品を作る最初の商品は誰の何を変えるか対象者と約束を一文にする
セールスを改善する見込み客が購入前に抱く誤解は何か誤解と答えを一つ書く
集客ブログを作る一つの検索意図へ何を答えるか記事の見出し案を作る

切り方のコツは、「最終目的のために、次に決めなければならないことは何か」と問うことです。

全部を完成させるのではなく、次の工程へ進むために欠かせない一つを終える。

僕が設計してきたチャレンジでも、アドレス登録ページ作成、オンラインプログラム作成、リードマグネット作成という大きな目的を、そのまま一つの重い課題にしていません。必要な工程を切り、参加者が前進を確認できる塊にしています。

バックエンドへの接続、参加者がすでに望む変化、短期で達成可能な出力の三条件からテーマを選ぶ図

テーマ候補を作る実行手順

テーマが思いつかない場合は、次の順で3案を出します。

  1. バックエンドで扱う大きな変化を書く
  2. その変化の前に、参加者が一人で進められる準備や小課題を書き出す
  3. 見込み客がよく口にする悩み・質問と重なるものを選ぶ
  4. 数日で確認できる出力へ言い換える
  5. 3つの候補を、3条件で比較する

ここで、候補を一つに決める前に3案出すのがポイントです。

最初に思いついた案は、あなたが教えたいこと寄りになりがちです。複数案を並べると、参加者の関心と短期での達成可能性を比べられます。

三案を並べたら、各案について次の一文を作ります。

この企画では、[どんな参加者]が、[いま困っている一問]に取り組み、終了時に[確認できる出力]を残す。

一文にしたとき、対象者・一問・出力のどれかが曖昧なら、まだテーマではなく分野名です。

たとえば「リードマグネット作成」は分野名に近い。参加者が誰で、何を決め、どんな形を残すかが見えません。「見込み客へ渡す特典テーマを一文にする」まで切ると、必要な工程と終了条件を考えられます。

三案から一案へ絞る順番

候補を比べるときは、派手さではなく次の順で見ます。

  1. 参加者が今使っている言葉で、悩みや望みを説明できるか
  2. 終了時の出力を、本人と主催者の両方が確認できるか
  3. 出力までの工程を、一回で終えられる行動へ分けられるか
  4. その先に、別の課題やより深い支援が自然に見えるか
  5. 主催者が質問・確認を守れる範囲か

一番で止まるなら、参加者の望みへ戻る。二番・三番で止まるなら、出力を小さくする。四番で止まるなら、バックエンドとの境界を見直す。五番で止まるなら、課題か初回規模を小さくします。

この戻り先が決まっていると、「なんとなく良さそう」でテーマを選ばずに済みます。

タイトルは、何を終える企画かを曖昧にしない

テーマが決まったら、タイトルでは難しい言葉を使いすぎないようにします。

僕の教材でも、タイトルは顕在化した問題へのアプローチとして、何を達成するチャレンジなのかをシンプルに示す考え方を取っています。

「売上を最大化する究極のチャレンジ」より、

「5日間で登録ページの骨組みを作るチャレンジ」

の方が、参加者は自分に必要かを判断できます。

タイトルで全部を説明する必要はありません。ただ、誰が何を終える企画なのかは分かるようにします。

ありがちなテーマ設定の失敗

専門性を全部入れようとする

テーマが大きいと、課題も説明も増えます。まず一問へ絞り、終わった後に何を扱うかを分けてください。

方法をテーマにしてしまう

「集客方法を学ぶ」のように方法から始めると、参加者が何を得るのかが曖昧です。方法の先にある変化から考えます。

短期で大きな成果を約束する

参加者に自信を残したいなら、実際に終えられる出力が必要です。大きな変化は、後の支援や商品で扱うべき場合があります。

参加者の望みだけに合わせる

望まれているテーマでも、バックエンドで扱う領域とつながらず、短期出力へ切れないなら、三条件を満たしていません。

参加者の言葉は入口です。入口を選んだら、バックエンドとの接続と、短期で達成可能な出力を重ねます。

出力は小さいが、次に使えない

簡単に終わることだけを優先すると、次工程に使えない作業になる場合があります。

「一つ書けた」で終わらず、その一文を次の課題で使えるかを確認してください。使えないなら、小さすぎるか、企画の目的とずれています。

テーマ候補を一問と一出力まで絞れたら、次は必要工程を並べ、日数を判断します。

テーマが決まった後に、期間・課題・支援へ渡す

テーマを決めたら、次に期間、日別課題、支援を決めます。工程を分けても収まらない場合は、期間だけを伸ばさず、本記事へ戻って一問と最終出力を小さくします。

全体の順序を再確認する場合は、チャレンジローンチの全体設計へ戻ってください。

まとめ:テーマは、次に進める一問へ絞る

チャレンジ企画のテーマは、教えられる範囲の広さで決めません。

バックエンドへ近づき、参加者がすでに望み、短期で達成できる出力まで小さくできるものを選びます。

広い目的を一問と一出力へ変え、必要な工程を並べてください。条件を満たさない候補は捨てるだけでなく、バックエンドとの接続・参加者の望み・短期出力のどこへ戻すかを決めます。

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この記事を書いた人

中村純のアバター 中村純 株式会社オフィスNJ代表

株式会社オフィスNJ代表 中村純

大学を留年し同期から半年遅れで卒業。フリーター&バンドマン時代を経て、バンド活動の終了とともにマーケティング・コピーライティングの世界を知る。

2015年6月、(株)コンサルタントラボラトリーに参画。

以降、社内のコピーライティング全般を手がけるほか、広告・販売戦略の立案やマーケティングファネルの設計、安定的に毎月“完全自動”で売上が上がる仕組みの構築なども手がける。

コンラボ社に参画してからの約3年半の間にコピーで関わった案件の総売上は7億4529万円以上。

現在は独立し、企業や団体のサポートをする一方で、『個人起業家のためのベーシックなマーケティング&コピーライティングスキル教育のインフラを構築する』ためにコンテンツビジネスを展開している。

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