チャレンジ企画の課題設計|一動詞・一出力で次へつなぐ

チャレンジ企画の課題は、講義の後に出す宿題ではありません。

参加者が次の工程へ進むための中心行動と、確認できる出力を一つにします。背景説明、例、振り返りも、その行動を支える範囲なら使えます。

完了とは、売上や集客成功ではありません。主催者が責任を持って確認でき、次工程へ渡せる出力が残ることです。

僕は、商品を案内する前の接点でも、相手が小さな課題へ取り組み、自分で次へ進める出力を残すこと自体に価値があると考えてきました。だから完了を購入や大きな成果に置かず、次に使える一つの出力へ置きます。

目次

チャレンジ企画の課題は、日別に一動詞・一出力へ分ける

チャレンジ企画の課題設計では、講義内容を日数で割るのではなく、参加者がその日に行う一つの動作と、完了を確かめられる提出物を決めます。僕は「理解する」のように完了が見えない言葉を、その日の次工程に使える出力へ置き換えてきました。

曖昧な課題一動詞一出力完了条件
対象者を考える書く対象者の一文誰がどの場面で困るかを一文で読める
テーマを決める選ぶ候補三案から選んだ一案選定理由を一つ説明できる
企画を作る並べる最小工程の一覧各工程が次の工程へ使われる

連続課題の完成例

最終出力を「登録ページの骨組み一枚」とした3日間の仮定例です。

項目Day 1Day 2Day 3
参加時点の前提無料特典が決まっているDay 1の対象者一文があるDay 1・2の二文がある
一動詞選ぶ書く並べる
一出力対象者一文約束・受取内容の二文見出しを並べた骨組み一枚
次課題での使い方約束を書く主語に使う見出しの内容に使う実装工程へ渡す
所要時間20分25分30分
必須・任意本課題は必須、補足例は任意同左骨組み提出は必須、デザインは対象外
自己確認一人の状況まで言える受取後にできることが言える四項目が順に並ぶ
提出・公開範囲非公開フォーム。匿名共有を選べる同左主催者だけ閲覧。公開は本人同意時のみ
質問期限当日中当日中翌日正午まで
主催者確認共通質問を翌営業日までに回答二文のずれだけ翌営業日までに返信完了基準だけ一回返信
未完了時質問を一つだけ選び直す対象者一文へ戻る四項目の空欄一つから再開する

説明は各日10分以内、質問は非公開フォーム、フィードバックは主催者が約束した範囲に限定します。

課題を作る手順

  1. 最終出力を一つ書く
  2. 必須工程を順番に出す
  3. 今回なくても進める工程を外す
  4. 各工程を中心動詞一つへ変える
  5. 次課題で使う出力を一つ置く
  6. 所要時間、完了基準、提出、質問、返信を決める

質問を五つ思い出せない場合は、過去の問い合わせ、顧客が実際に使った言葉、相談中に止まった場所を見ます。それでも出なければ、一問から始めます。数を埋めるために想像だけで増やしません。

提出方法を一つに固定しすぎない

課題の目的を守れるなら、提出形式は選べます。

  • 文章
  • 音声
  • 非公開の自己記録
  • 選択式フォーム
  • 画像や図

アクセシビリティ、体調、仕事や家庭の事情により、同じ形式が難しい人もいます。代替提出でも同じ完了基準を確認できるようにします。

遅れた人には、すべてを一気に取り戻させません。次の課題に必要な最小出力を一つ選び、そこから再開できるようにします。

提出が少ない理由を広く見る

提出・着手が少ないとき、意欲不足と決めつけません。

  • 所要時間が長い
  • 体調やアクセシビリティ上の負担がある
  • 家庭・仕事と期限が重なった
  • 個人情報・機密情報を書きたくない
  • 提出先や公開範囲が分からない
  • 完了基準が曖昧
  • 質問方法や返信時期が分からない

参加データは運営改善に使い、評価・順位付けや参加者への圧力に使いません。個別事情を公開の場で尋ねず、答えたくない理由は回答を任意にします。

支援を置く地点を先に決める

各課題で、誰が、いつまでに、何を返すかを書きます。

  • 共通質問は全体へ回答する
  • 個別提出は確認項目を限定する
  • 返信期限を守れない場合の連絡方法を決める
  • 対応外の質問を、別資料や専門家へ案内する
  • フィードバックを受けない選択も用意する

確認が期間内に終わらない場合は、課題を増やす前に支援とフィードバックの設計へ進みます。

短期一律課題に向かないもの

法務・税務・医療など高い専門判断、個別事情が結果を大きく左右する判断、顧客名・契約・売上など機密情報を含む提出は、全員共通の短期課題に向かない場合があります。

一般的な判断材料だけを扱い、個別判断は資格者や個別支援へ分けます。公開提出を条件にしません。

課題が大きいときの戻り先と次の工程

状態別の次の一記事

まとめ

課題は、一動詞・一出力と、次課題での使い方を一続きにします。

所要時間、必須・任意、自己確認、提出先、公開範囲、質問・返信期限、未完了時の戻り方まで決めると、参加者の努力ではなく設計上の停止点を見直せます。

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この記事を書いた人

中村純のアバター 中村純 株式会社オフィスNJ代表

株式会社オフィスNJ代表 中村純

大学を留年し同期から半年遅れで卒業。フリーター&バンドマン時代を経て、バンド活動の終了とともにマーケティング・コピーライティングの世界を知る。

2015年6月、(株)コンサルタントラボラトリーに参画。

以降、社内のコピーライティング全般を手がけるほか、広告・販売戦略の立案やマーケティングファネルの設計、安定的に毎月“完全自動”で売上が上がる仕組みの構築なども手がける。

コンラボ社に参画してからの約3年半の間にコピーで関わった案件の総売上は7億4529万円以上。

現在は独立し、企業や団体のサポートをする一方で、『個人起業家のためのベーシックなマーケティング&コピーライティングスキル教育のインフラを構築する』ためにコンテンツビジネスを展開している。

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