メルマガ登録後の期待をつなぐ|登録理由とリストの適合の考え方

メルマガ登録後に最初に何を伝えるかを考えるとき、例文や送信の仕組みを探したくなるかもしれません。メルマガ登録後メールの例文、認証、配信順を探している場合もあるでしょう。

ただ、この記事で扱うのはメールの作り方ではありません。登録した読者が、なぜ登録したのかを思い出し、誰から何が届くのかを理解できるように、登録直後の約束をつなぐ考え方です。

登録ページだけ整えても、登録直後に別の話を始めたら、読者が受け取った約束は切れます。最初の案内は、登録の完了を知らせるだけでなく、その後に続く関係の入口になります。

メルマガ登録後の最初のメールでは、登録元、登録時の約束、送信者、次に届く内容をつなぎます。特典がある場合は受取方法を最初に示し、読者が「何に登録したか」を確認できる状態にします。

確認すること書く内容
登録元どのページ・特典・テーマから登録したか
約束の回収受取物、届き方、届かない場合の確認先
送信者誰から届き、どの主題を扱うか
次の予告次に届く内容と、おおよその頻度

登録前が曖昧なら登録LPへ戻ります。二通目以降の教育、順番、通数はステップメールで扱い、全体は親記事で確認します。

目次

メルマガ登録後の最初のメールで、読者が確認したいこと

読者は登録した直後、入力が完了したことだけを確認したいわけではありません。自分は何のために登録したのか、誰から届くのか、この先にどんな主題を受け取るのかを知りたいはずです。

最初の案内を情報を並べる場所にしないことが大切です。登録時の期待とつながる内容を示すことで、読者は自分が受け取るものを理解できます。

ここで考えるのは、どの言葉を使うかや、どの順に届けるかではありません。読者が登録前に受け取った約束を登録後にも同じ方向で受け取れるかです。

読者が何を受け取るために登録したのかを登録元、対象、届く主題、送信者の四つと照らして確認してください。

最初の案内でつなぐ三つのこと

登録直後の案内では、次の三つをつなげます。どれも詳しいメール設計のための部品ではなく、読者が登録した理由を見失わないための確認です。

なぜ登録したか、誰から届くか、次にどんな主題が届くかを登録時の期待をつなぐ三つの確認として示す図。

なぜ登録したか

最初に、読者がどの入口から来て、何を期待して登録したのかに接続します。特典を受け取るために来たのか、特定テーマを知るために来たのかによって、読者が受け取る理由は異なります。

登録後に伝わることが、登録時の期待から離れていないかを確かめます。読者が受け取る理由を前提に置くと、最初から別の関心へ引っ張ることを避けられます。

読者がどの入口から来たかと、何を期待したかを照合してください。

誰から届くか

読者は、どんな内容が届くかと同時に、誰がそれを届けるのかも受け取ります。発信者と、その人が扱う主題が分かると、読者は情報を自分の状況に照らして考えやすくなります。

ここで必要なのは、発信者を大きく見せることではありません。読者が「誰から受け取る関係なのか」を理解できるようにすることです。

誰から何を受け取るのかを一文で確認してください。

次にどんな主題が届くか

登録直後には、特典や登録理由とのつながりを保ちながら、この先にどんな主題を扱うのかを明らかにします。読者が期待した内容を外さずに、何をさらに理解できるようになるのかを示します。

この期待が曖昧なままでは、読者は登録後の案内を自分の課題と結び付けにくくなります。登録時に置いたテーマと、次に扱う主題が同じ方向を向いているかを確認します。

登録理由と次に届く主題がつながるかを照合してください。

配信が空いた後は、案内地図を先に渡す

発信を休んでいる間にも、新しい読者が加わることがあります。その状態で以前の続きから配信を再開すると、後から来た読者は、誰が何を扱い、どこから読めばよいかを判断しにくくなります。

僕は配信を休んでいる間に新しい読者が加わったとき、通常の発信へ戻る前に、過去の内容と入口をまとめた案内を作ったことがあります。全部を読ませるためではなく、読者が自分の課題に合う入口を選べるようにするためです。

案内地図には、次の四点を置きます。

  • 最初に確認する一つの内容
  • 誰が、どんな主題を届けているか
  • 課題別にどこから読み始めるか
  • 各資料が、どんな判断を助けるものか

古い資料を並べるだけではなく、現在も使えるかを確認し、役割が重なるものや前提が変わったものは外します。

案内地図は、過去の内容を並べる一覧ではありません。登録理由、誰から届くか、次に届く主題をつなぎ、読者が自分に合う入口を選ぶためのものです。

説明したことと、伝わったことを分ける

本文や動画で説明していても、同じ問い合わせが届くことがあります。そのとき、読者が注意深く読まなかったと決めつけず、判断に必要な情報が見つけにくくなかったかを確認します。

僕は、案内の中で触れたリンクについて同じ問い合わせが届き、説明した事実と伝わった事実は別だと気づいたことがあります。そこで、重要な行動や条件は、一度だけ説明して終わらせず、読者が選ぶ地点でも確認できるように見直しました。

次の三点を確認してください。

  • 同じ問い合わせが繰り返されていないか
  • 必要な説明が、選択する場所の近くにあるか
  • 見出しだけを読んでも、次の行動が分かるか

問い合わせは読者の能力を評価する材料ではありません。導線上で説明が届かなかった場所を見つける材料です。

登録時の期待を外さないために確認すること

登録者は、登録時に期待した内容を受け取るために来ています。だから、最初の案内で別の話を始める前に、登録ページで約束したことと照らします。

登録時の約束と最初の案内を並べてください。

登録理由と、最初に届く案内を並べる

読者が登録した理由を書き出し、最初に伝えることと並べます。特典型なら、特典が扱う課題と最初の案内がつながっているかを見ます。テーマ型なら、登録の入口にしたテーマと、次に扱う主題が連続しているかを見ます。

読者が期待したことと、登録後に伝わることがずれているなら、内容を増やすより先に、何を約束していたのかを見直します。

登録理由と最初の案内がずれるなら、約束か案内のどちらを見直すか決めてください。

受け取る関係を曖昧にしない

登録後の情報は、ただ届くものではありません。読者がどんな主題を知るために登録し、誰から受け取るのかが分かることで、はじめてその後の関係を理解できます。

登録した直後に、登録理由、発信者、次の主題がつながっているかを確認すると、登録前後を別々の体験にしないで済みます。

登録元、対象、送信者、届く主題が、登録時の約束と一致するかを確認してください。

件数だけでなく、登録理由と今後の主題の適合を見る

登録者がいることと、その人が今後扱う主題に関心を持っていることは、同じではありません。登録の入口で何に関心を持ったのかと、その後に扱うテーマが無理なくつながっているかを別の判断として見ます。入口と次の主題が離れると、登録時に読者が受け取った理由が途中で切れるからです。

件数だけで決めず、入口ごとに登録理由と次に扱う主題を並べ、同じ問いの延長にあるかを確認してください。

登録理由、最初に伝わる主題、今後扱う主題が同じ方向を向き、登録後の期待をつなぐ関係を示す図。

登録理由が、次の主題につながるか

たとえば、特典を受け取る理由が特定の課題にあるなら、その読者が次に知りたい主題も、その課題を深める方向にあるかを考えます。テーマ型の場合も、登録の入口に置いた関心と、その後に扱う主題が同じ問いの延長にあるかを見ます。

ここで扱う適合は、読者を優劣で分けるためのものではありません。登録理由と次の主題がつながっているかを確かめ、約束を途中で切らないための見方です。

ずれがあれば、入口か案内のどちらを見直すか決めてください。

件数だけでは見えないことがある

アドレスの数だけを見ても、読者がなぜ登録したのか、その後に何を期待しているのかは分かりません。登録理由、読者が望んだこと、次に扱う主題を並べて見ると、期待が同じ方向を向いているかを確認できます。

僕は短期企画で、登録した人と、実際にコンテンツを受け取る場所へ進んだ人が一致しない場面を見ました。登録件数だけなら参加したように見えても、受取先へ進んでいなければ、内容はまだ届いていません。登録完了と受取開始を別に確認し、最初の案内で次に何をすればよいか分かる状態かを見ます。

この確認は、購入の意思を推測するためでも、読者を採点するためでもありません。読者が登録時に受け取った約束を今後の主題へ無理なくつなげるためのものです。

件数で決めず、ずれがあれば入口か案内を見直してください。

登録直後の設計で扱わないこと

登録直後の期待をつなぐことと、メールの運用を設計することは別の仕事です。この記事では、通数、送信するタイミング、配信順、メールの例文、認証や到達性、利用する仕組みを扱いません。

また、読者への教育、販売の案内、広告、数値による評価、個人情報の管理もここで決めることではありません。これらを最初の案内に混ぜず、登録理由と期待の連続性に集中します。

自分で点検するための確認手順

登録直後の案内を用意する前に、次の順で見直します。

登録の入口を確認する

読者が何を期待して登録したのかを一文にします。特典かテーマかという入口の違いも、読者が求めたこととして言葉にします。

三つのつながりを確認する

次に、最初の案内で登録理由、発信者、次に扱う主題が分かるかを見ます。いずれかが抜けると、読者は自分が何を受け取る関係なのかを理解しにくくなります。

登録前後の約束を照らす

最後に、登録ページで示したこと、登録直後に伝わること、その後に扱う主題を並べます。同じ課題や関心につながっているかを確かめ、ずれているなら、入口か次の主題のどちらを見直すかを決めます。

点検は、一つの導線だけで済ませません。導線ごとに、登録理由、対象、送信者、次の主題を一行ずつ書き、違うものがあれば入口か案内のどちらを直すか決めてください。

まとめ|登録理由から次の主題へ、期待を切らさない

メルマガ登録後に最初に必要なのは、情報量を増やすことではありません。読者がなぜ登録したのか、誰から届くのか、次にどんな主題を受け取るのかをつなげ、登録時の期待を外さないことです。

件数だけでなく、登録理由と今後扱う主題が重なっているかを確かめると、登録前後の約束を一つの体験として整えられます。まずは三つのつながりを見直し、読者が受け取る理由を切らさない状態をつくってください。

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この記事を書いた人

中村純のアバター 中村純 株式会社オフィスNJ代表

株式会社オフィスNJ代表 中村純

大学を留年し同期から半年遅れで卒業。フリーター&バンドマン時代を経て、バンド活動の終了とともにマーケティング・コピーライティングの世界を知る。

2015年6月、(株)コンサルタントラボラトリーに参画。

以降、社内のコピーライティング全般を手がけるほか、広告・販売戦略の立案やマーケティングファネルの設計、安定的に毎月“完全自動”で売上が上がる仕組みの構築なども手がける。

コンラボ社に参画してからの約3年半の間にコピーで関わった案件の総売上は7億4529万円以上。

現在は独立し、企業や団体のサポートをする一方で、『個人起業家のためのベーシックなマーケティング&コピーライティングスキル教育のインフラを構築する』ためにコンテンツビジネスを展開している。

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