「ひよこ食い」への自衛策

中村です。

今日、ひょんなことから
「ひよこ食い」って言葉を思い出しました。

この言葉は記憶が合ってればですが、
「攻める!士業」の國守さんという方から
数年前に聞いた言葉だったと思います。

これ、たぶんあなたにとっても
聞き慣れない言葉だと思うんですが、
簡単に言えば「開業したての士業」を
食い物にしたビジネスらしいです。

ようは本業で食えてない人が
「開業セミナー」とかを開催して、
本業じゃない部分で儲けていると。

で、まあ本人も本業で食えてないわけで、
教わった人も成果がでないわけですよね。

その結果、開業してから1年とかで
廃業する人たちもいるみたいです。

こんな感じで1人前になる前の人を
食い散らかすビジネスモデルだから
「ひよこ食い」って言われるわけですね。

ただ、これって士業だけじゃなくて、
僕たちの業界でも行われてるんですよね。

例えば、最近であれば、、、

「Youtubeで毎月安定的に100リストを
 集めている方法を教えます!」

ってやつを見かけたんですが、
確認してみたらその人がYoutubeを
本格的に始めたのって今年なんですよ。

その状況で「毎月安定的」って
言っちゃダメでしょって思いません?

でも、こんな感じのことって
めちゃくちゃあるんですよね。

だから、まず確認しなきゃいけないのは、
「その講師が儲けてる方法は何か?」です。

最初の士業の例で言うならば、
講師の人が儲けているポイントってのは、
「ひよこ食い」なわけですよね。

であれば、「ひよこ食いで稼ぐセミナー」を
その講師が開催してるならば、
実践に伴ったノウハウが聞けるはずです。

でも、本業で食えてない講師が、、、

「途切れることのない
 顧問契約を次々と獲得する方法」

とかってセミナーやるんだったら、
警戒しなきゃいけません。

そして、これは僕たちの業界でも一緒。

やってもないことを売り物にして、
教えてる人っていますからね。

残念ですけども。

だから、改めて言いますけども、
「その人が本当は何で儲けてるのか?」を
しっかりと見極めるのが重要です。

で、ここまでは講師側の問題ですが、
購入者側にも問題はあると思ってます。

そもそも「ひよこ食いセミナー」に
参加して資金が尽きて廃業になるって
状況自体がおかしいんですよね。

というのも、自分でビジネスを続けるなら、
ざっくりと分けるだけでも、、、

・生活費
・運転資金
・投資資金

の3つが必要になるわけですよね。

つまり、ひよこ食いに引っかかって
即廃業になってしまうってことは、
生活費や運転資金を食いつぶす形で
参加費の投資をしちゃったわけです。

これ、リターンがあればいいですけど、
リターンがなければお終いってことは、
冷静に考えたら明らかじゃないですか。

誤解のないように言いますが、
広告やら自己投資など『投資』は
絶対にしなくちゃいけません。

時には背伸びして参加することが
必要な瞬間もあるかもしれません。

ただ、それが丁半博打の様に
当たればセーフ、
外れたらゲームセットみたいなことを
しちゃいけないよってことです。

こういった問題に対して、
「そもそも騙す方が悪い!」と
被害者意識でいることは簡単です。

でも、それで何が変わるわけでもないし、
自分で成長の機会を根絶やしにしたら、
それこそ『被害者』のままで終わります。

しっかりと自衛意識を高めつつ、
冷静な判断をしていきましょう。

お願いだから変なモノは
買わないでくださいね。

正直、投資資金が枯れてしまったら、
復活するのが大変なので。

(株)オフィスNJ代表
中村純
(東京・下北沢の自宅から)

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この記事を書いた人

株式会社オフィスNJ代表 中村純

大学を留年し同期から半年遅れで卒業。フリーター&バンドマン時代を経て、バンド活動の終了とともにマーケティング・コピーライティングの世界を知る。

2015年6月、(株)コンサルタントラボラトリーに参画。

以降、社内のコピーライティング全般を手がけるほか、広告・販売戦略の立案やマーケティングファネルの設計、安定的に毎月“完全自動”で売上が上がる仕組みの構築なども手がける。

コンラボ社に参画してからの約3年半の間にコピーで関わった案件の総売上は7億4529万円以上。

現在は独立し、企業や団体のサポートをする一方で、『個人起業家のためのベーシックなマーケティング&コピーライティングスキル教育のインフラを構築する』ためにコンテンツビジネスを展開している。

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