生きてる世界、見えてる世界

中村です。

僕たちは同じ地球に生きていて、
今、同じ時間を過ごしています。

でも、実は生きてる世界が同じでも、
見えている世界は全く別だったりします。

昨日のことです。

夜、彼女と話をしていた中で、

・テレビで出てきた「自閉症」

・9月頃からずっと続いている
「オーストラリアの山火事」

についての話題が出ました。

前者は、「自閉症」というのが
一体どんな症状のものなのかが、
実はよくわかってないということを
テレビを見ながら言われたんですね。

で、当然、僕も専門家じゃないし、
詳しく知っているわけじゃないです。

なので、参考までにということで、
僕が以前読んだ本の中から、
「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」を
彼女に渡しました。

この本の著者自身が自閉症で、
Q&A形式の見開きで1章になっている、
かなり読みやすい本です。

で、この本を読むことで
僕が自閉症について理解するのに
すごく役立ったフレーズが、、、

「僕たちは、自分の体さえ、
自分の思い通りにならなくて、
じっとしていることも、
言われたとおりに動くこともできず、

まるで不良品のロボットを
運転しているようなものです。」

といったものでした。

彼女は少しずつ読み進めると
その本をカバンにしまいました。

そして、もう1つの話題が、
オーストラリアで続いている
超大規模の山火事について。

http://vaience.com/wp-content/uploads/2020/01/5e0e35f8855cc270b766bb74.gif引用:https://vaience.com/earth/20200107-overwhelming-scale-of-australia-bushfires/

これも僕の中では随分前から
知っている話題ではあったんですが、
彼女は初耳だったみたいです。

確かに、テレビのニュースでは、
ほとんど目にしたことがないので、
知らないのも仕方ないのかな、と。

でも、知らないだけで起きている事実は、

・少なくとも23名が死亡
・今も避難生活をしている人がいる
・約5億匹の動物が焼死
・コアラが絶滅の危機にある

といったことがあります。

で、ちょっとネットを検索したら、
動物が焼死している姿を写した
ショッキングな写真が
いくつもいくつも見つかります。

でも、それを知らなければ
“起きていないのと一緒”なわけです。

で、ここまで書いてきましたが、
僕は何も、、、

・自閉症にもっと理解を!
・オーストラリアに関心を!

なんてことを言いたくて
このメールを書いたわけじゃないんですね。

そうじゃなくて、、、

僕とあなた
あなたと僕
あなたと誰か

はみんな違う世界に生きていて、
同じ世界を生きてる人はいない、
ということが言いたかったんです。

そして、生きている世界が違うことを
理解するっていうことは、
マーケティングをする上でも、
かなり重要なテーマなんですね。

例えば、、、

僕は可能な限り自分の労力を減らして、
仕組み化を進めることに価値を置いて、
去年はビジネスを作ってきました。

そして、このスタイルのビジネスの魅力は、
「言わずもがな」な感覚なんですよね。

でも、その価値観っていうのは、
他の人も同じではないわけです。

であるならば、
このスタイルを他人に勧める時には、
その人が見ている世界に合わせた形で
言語化して伝える必要があります。

そうしなきゃ魅力は伝わらないので。

そして、それをスキルとして、
体系化してまとめられたものが、
「コピーライティング」なわけですね。

これまで僕は色んな機会や形で、
売れないレターやセールストークに
触れてきました。

で、色々な細かな要因はあるにせよ、
一言で言うならば、

「相手の世界(視点)を無視してる」

というのが大きな売れない原因でした。

僕たちは生きてる世界は同じでも、
見えてる世界は異なります。

まず、自分が見ている世界が
他人の世界とは違うことを知る。

その上で、相手が見ている世界に対して、
僕たちは関わり方を考えていく。

それがマーケティングを成功させる
かなり重要な要素です。

参考になれば幸いです。

(株)オフィスNJ代表
中村純
(東京・下北沢の自宅から)

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この記事を書いた人

株式会社オフィスNJ代表 中村純

大学を留年し同期から半年遅れで卒業。フリーター&バンドマン時代を経て、バンド活動の終了とともにマーケティング・コピーライティングの世界を知る。

2015年6月、(株)コンサルタントラボラトリーに参画。

以降、社内のコピーライティング全般を手がけるほか、広告・販売戦略の立案やマーケティングファネルの設計、安定的に毎月“完全自動”で売上が上がる仕組みの構築なども手がける。

コンラボ社に参画してからの約3年半の間にコピーで関わった案件の総売上は7億4529万円以上。

現在は独立し、企業や団体のサポートをする一方で、『個人起業家のためのベーシックなマーケティング&コピーライティングスキル教育のインフラを構築する』ためにコンテンツビジネスを展開している。

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