『AI』に消される方法

『AI』に消される方法

中村です。

数年前にオックスフォード大学の
准教授が発表した論文で出てきた
「10年後に消える職業」ってのが
話題になりましたよね。

これは、AIとかITの発達によって
単純作業系の仕事とかは、
ヒトがやらなくて良くなるよ、
っていう話です。

このリストに入っている職業には、
実はある共通点があって、、、

それは「絶対の“答え”がある」
ということです。

例えば、経理業務の代行とかって、
絶対的な答えがあるわけですよね。

担当した人によって出た数字が
バラバラだったら問題ですし。

で、答えがあるってことは、
「IT化」しやすいってことですよね。

電卓をイメージして欲しいんですが、
同じ数字を打って確定のボタンを押せば、
いつも同じ答えが出てきますよね。

だから、計算なんていうのは、
人がやるよりもITに任せたほうが
早いし確実なわけです。

良い悪いって話ではなくて、
IT化しやすいということですね。

改めて言いますが、
良い悪いって話ではありません。

ただ、絶対の答えがあるものは、
AIの発達で消えやすいわけです。

で、ちょっと考えてみて欲しいんですが、
多くの人はAIで自分の職が奪われることに
恐怖感を抱いているわけですよね。

それはとどのつまり、
AIに消されたくないってことですよね。

でも、僕が感じているのは、
無意識に『AIに消されに行く人』が
すごく多いってことなんです。

どういうことかと言うと、、、

僕の専門領域である
マーケティングに関して、
『絶対の答えを探す人』が
めちゃくちゃ多いんですよね。

どのメディアを使えば集客できるのか。
どんな言葉を使えば集客できるのか。
どんな手法を使えば集客できるのか。

…こういったこと1つ1つに
絶対の答えがあると考えてるわけです。

でも、実際のところは、
誰でもどんな状況でも共通して使える
『絶対の答え』はないんですよね。

例えば、同じLP、同じメール、
同じレターを使ったとしても、

・ターゲット
・時代背景
・販売者

とかとか色んな条件によって、
出てくる成果は違うんです。

だから、コピーをうまく書く、
心理テクニックを知るっていう、
知識を仕入れるのはもちろん大切です。

なんですけど、もっと重要なのは、

・ターゲットはどうか?
・背景はどうか?

などの条件を把握することなんです。

『絶対の答え』を探す思考って言うのは、
確実にビジネスの寿命を短くさせます。

だからこそ、僕はスキルを磨くことを
これからもオススメしていきたいですし、
“思考すること”が仕事だってことを
伝えていきたいなって思ってます。

(株)オフィスNJ代表
中村純
(東京・表参道の自宅から)