[⚠長文注意]“言葉の定義”

※今日のメールはかなり長いですが、
 今後のメルマガの理解度を深める
 とても重要な話をしています。
=================

中村です。

昨日公開した動画に頂いたコメント。

そして、先日公開した動画に対して
メールでいただいた再質問に関して、
今日はメールで回答しますね。

で、今日の回答は動画を見た前提で
話は進んでいきます。

なので、先に動画を見てからだと、
内容の理解が早いと思います。

昨日公開の動画はこちら。

スキルと成果とトレンドの
相関関係(脳内イメージ):
https://office-nj.com/prom/video/20191210-2/

再質問をいただいた動画はこちら。

「前提が異なるので、
唯一絶対の答えはない」の矛盾?:
https://office-nj.com/prom/video/20191208-2/

コメントと再質問はこちら。

=================

知識やツール、マインドなども三角形の
面積を増やすかなと思っているのですが、
これについて中村さんは
どうお考えでしょうか?

=================

「前提」という言葉がさす
内容についてなのですが、
私は「前提」を「スキルや能力」に
限定した意味ではなく、
「人間一人一人」という意味で使いました

<中略>

仮に同じ基準で同じ行動をしたとしても、
スキルや能力のみならず、
気質・性格や容姿、話し方、雰囲気等は
皆それぞれ異なるわけですから、

そういった一人一人が、
同じやり方で同じことをしたところで
みな成果は変わってくるだろうと
考えているのです。

対面セールス系や、
技術力を伴うもの
(美容師やエステなど)では
特にそうだろうと思うのです。

<中略>

前提が指す内容がなんであれ
(スキル・能力、もしくは人間一人一人)、
どの道前提が異なれば
同じ結果は出ない、というのが
中村さんの意見ですね?

=================

まず、けっこう重要なことなので、
先に今回の疑問や質問が
生まれた理由から説明しますね。

というのも、、、

これまで僕は色々と発信をする中で、
『言葉の定義』を事前にせずに
話を進めてきてしまっていました。

例えば、、、

「整理」と「整頓」という言葉は
一般的に使われますよね?

これ、ほとんどの人は、
「片付けをする」こと程度の認識で
言葉を定義してる人が多いと思います。

でも実際には、、、

ーーーーーーーーーーーーーーーー
・整理
⇒必要なものと不要なものをわけて
 必要なものだけを残すこと

・整頓
⇒配置規則に沿って正しい位置に
 モノを整えること
ーーーーーーーーーーーーーーーー

という意味の違いがあります。

だから、正しい意味で
「整理しておいて」と頼んでも、
相手が同じ認識をしてなかったら、
不要なものが混ざった状態のまま
片付けがされる可能性があります。

僕がやってるオンライン教材の販売や
多くの人がやってる講座ビジネスは、
基本的に“教育ビジネス”ですよね。

つまり、誰かに何かを教えることで
行動や思考に変化を起こしてもらうことで
価値を生んでいるわけです。

でも、言葉の定義がズレてると、
正しく相手には伝わらないですし、
ズレた認識で行動を起こしてしまえば、
得られる結果も変わってきますよね?

そして、まさに僕のメルマガでも
言葉の定義がズレてることによって、
疑問が発生してしまったわけですね。

そういう意味であなたにとっても
「言葉の定義をする」ことは、
めちゃくちゃ重要と言うこと。

というわけで、、、

今日のメールでは言葉の再定義を
回答として書いていこうと思います。
(長い前置きでしたね…笑)

前置きが長くなっちゃったので、
質問を再掲しておきます。

=================

知識やツール、マインドなども三角形の
面積を増やすかなと思っているのですが、
これについて中村さんは
どうお考えでしょうか?

=================

「前提」という言葉がさす
内容についてなのですが、
私は「前提」を「スキルや能力」に
限定した意味ではなく、
「人間一人一人」という意味で使いました

<中略>

仮に同じ基準で同じ行動をしたとしても、
スキルや能力のみならず、
気質・性格や容姿、話し方、雰囲気等は
皆それぞれ異なるわけですから、

そういった一人一人が、
同じやり方で同じことをしたところで
みな成果は変わってくるだろうと
考えているのです。

対面セールス系や、
技術力を伴うもの
(美容師やエステなど)では
特にそうだろうと思うのです。

<中略>

前提が指す内容がなんであれ
(スキル・能力、もしくは人間一人一人)、
どの道前提が異なれば
同じ結果は出ない、というのが
中村さんの意見ですね?

=================

では、回答を。

まず、僕は基本的な考え方として、
「全てはスキル」だと思っています。

例えば、質問の中には、、、

・知識やツール、マインドなども
 三角形の面積を増やす

というものがありました。

つまり、質問された方からすれば、

・知識
・ツール
・マインド

というのはスキルとは別物と
考えているということですよね。

でも、僕は、、、

=============
【知識】
スキル習得に必須かつ
深みを与えるもの

【ツール】
ツールを使いこなす“スキル”
ツールを発見する“スキル”

【マインド】
思考の使い方の“スキル”
=============

といった形でスキルとは
切っても切れないものだと
捉えているんですね。

そういう意味で、
知識、ツール、マインドの3つも
全て三角形の面積を広げるために
役立つ(必要な)ものだと思ってます。

そして、次の質問にあるのは、、、

・気質・性格や容姿、話し方、
 雰囲気等は皆それぞれ異なる

というものがあります。

これも回答はやっぱり同じで

=============
【気質・性格】
自分の感情や言動や言動を
コントロールする“スキル”

ex)アンガーマネジメントなど

【容姿】
ファッションや身だしなみに
気を配って整える“スキル”

ex)TPO(客観視×環境に合わせるスキル)

【話し方】
パブリックスピーキングの“スキル”
接客応対やコミュニケーションの“スキル”

ex)ビジネスマナーや
  コミュニケーション術など

【雰囲気】
自分をどう見てもらうのか?という
ブランディングやポジショニングの
“スキル”

ex)やわらかセールス(松尾可奈さん)
=============

みたいな感じでスキルの中に
含まれるものだと思ってます。

例えば、僕はその昔、
前職の代表である北野さんに、、、

「中村くんは若いから
 意識的に腰を低くした方がいいよ。

 若造が偉そうに!って思う人も
 中にはいるかもしれないから…」

というフィードバックをセミナー後に
もらったことがあります。

これも自分を客観的に見た時に、
相手がどう感じるか?ということを
しっかり認識して修正するための
“スキル”なわけですね。

で、この話を前提として、、、

================
私は「前提」を「スキルや能力」に
限定した意味ではなく
「人間一人一人」という意味
================

という質問に触れていきます。

そもそも僕の中では、、、

前提=その人の現状

という意味で使っています。

で、現状という言葉の中には、

・スキルの程度
・持っているリソース

というものが入っています。

さらに、スキルという言葉の中には、
今日のメールで回答した通りで、、、

・知識
・ツール
・マインド
・気質
・性格
・容姿
・話し方
・雰囲気

といった全てのものが入ります。

だから、言葉としては使ってますが、
「前提」を「スキルや能力」に
限定しているわけではなくて、
「全てはスキルだ」と思ってます。

で、仮に全てがスキルと考えると、
僕たちには利点があるわけですね。

例えば、、、

質問からも読み取れるわけですが、
才能とか性格とかを多くの人は、

「固有で変えられないもの」

だと思っていますよね。

その思考でいると、、、

・全て持って生まれたもので決まる
・あの人は才能があったから成功した
・私は才能がないから成功できない

みたいな感じで諦めとか言い訳へ
簡単に繋げちゃうわけです。

でも、全てはスキルなのであれば
今から磨くことができるし、
意識して変えられることばかりだと
気づくことができるわけですよね。

だから、、、

・気質・性格や容姿、話し方、
 雰囲気等は皆それぞれ異なる

といった部分が悪影響していて、
成果がでない要因になっているなら、
今からスキルを磨けばいいって話です。

ちなみに、、、

性格とかは根底から変えるって話じゃなく、
「どう見られるのか?」を変える話です。

つまり、みんな普段から本音と建前を
使い分けるのと同じで、
どう見られるのか?を意識するのが、
スキルだってこと。

さらにちなみに、苦しくても無理して
取り繕えって話でもありません。

例えば、、、

僕は「腰を低くする」変わりに
「若造が!」って言ってくる人を
お客さんにしない方向を選んでます。
(ご機嫌取りはしたくないですし。)

話を戻しますが、
そもそもみんなそれぞれが
違うのは当たり前です。

だからこそ、やり方はいくつもあるし、
それぞれに適した方法もあるでしょう。

ただ、

「違い」を認識して変えるのか?
それとも「違い」を言い訳に使うのか?

これって大きな差ですよね。

僕は「違い」を認識することで、

・違いを活かす方法
・違いを埋める方法

の両面を考えて行動に移すのが、
成果を出す起業家だと思っています。

で、最後の部分への回答がここから。

=================
前提が指す内容がなんであれ
(スキル・能力、もしくは人間一人一人)、
どの道前提が異なれば
同じ結果は出ない、というのが
中村さんの意見ですね?
=================

これについてはどう回答するか
ちょっと悩みました。

というのも、僕の意見を聞いて
「自分と中村さんは同じ意見だ」と
安心したいだけだった場合、
あんまり回答する意味がないからです。

さっきも言った通りで、

「前提が違うから
 成果が出ないのも仕方ない」

という意見を強めてしまっては、
もっと成果から遠ざかります。

一応、繰り返しになりますが、
前提が違うのは当たり前で、
そこからどうするか?を考えるのが
成果を出す起業家だと思ってます。

その上で、最終的な結論としては
「前提が違えば同じ結果は出ない」
というのが僕の意見です。

ここで認識しなきゃいけないのは、
2つの視点があるということです。

1つは、“やり方”という視点。

例えば、やり方だけに注目するなら、
「広告⇒メルマガ⇒セールスレター」
というのが僕のやり方ですよね。

で、やり方“だけ”を切り取るならば、
同じ方法をやってもらえたら、
成果に繋がるとは思います。

なぜなら、僕は成果が出てるから、
間違った方法論じゃないわけです。

そして、それと同じ様に、
LINE@をやれば成果が出るって言う人も
間違った方法論を教えてるわけじゃなく、
成果が出た方法を教えています。

これが僕がよく言っている
「唯一絶対の正解(答え)はない」
ということです。

つまり、人それぞれの違いによって、
適した方法は変わるということ。

そして、

「結果を出している人と
全く同じやり方をすれば
同じ結果が得られる」

と言っている人たちの視点も
やり方だけを見ての意見です。

実際、多くの講座で扱ってるのは、
「この方法で僕は成功しましたよ」という
1つの“やり方”を教えるものですよね。

でも、講座の受講生の中からは、
成果を出す人と出せない人に分かれます。

その要因を生み出しているのが、
もう1つの“前提”という視点です。
(前提の定義はさっきの通りです。)

例えば、、、

広告を使ったとしても…:
誰も反応しないコピーしか書けない。
画像のチョイスが悪い。
広告の運用方法が下手。
など…

メルマガを書いたとしても…:
つまんないことばっか言ってる。
毒にも薬にもならない、特徴がない。
不定期過ぎて登録したことすら忘れられる。
など…

セールスレターを書いたとしても…:
そもそもアクセスしてもらえない。
ベネフィットも意図も伝わってない。
欲しがる要素が商品に入ってない。
など…

などなど、人それぞれ、
成果が出ない理由は違います。

それはみんな「違い」があるからです。

そして、それを僕は「前提」と呼んで、
メールや動画で使ってるわけですね。

というわけで、、、

なんと、ここまでで
「4,927文字」も書いてます。

普段は1000〜2000文字なので、
軽く倍以上のボリュームですね。

長〜い文章をここまで読んでくれて、
本当にありがとうございます。

でも、長くなった分、
色々と話しをすることができました。

今日の話が何か参考になって、
ビジネスに役立てば幸いです。

オフィスNJ代表
中村純
(東京・下北沢の自宅から)

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この記事を書いた人

株式会社オフィスNJ代表 中村純

大学を留年し同期から半年遅れで卒業。フリーター&バンドマン時代を経て、バンド活動の終了とともにマーケティング・コピーライティングの世界を知る。

2015年6月、(株)コンサルタントラボラトリーに参画。

以降、社内のコピーライティング全般を手がけるほか、広告・販売戦略の立案やマーケティングファネルの設計、安定的に毎月“完全自動”で売上が上がる仕組みの構築なども手がける。

コンラボ社に参画してからの約3年半の間にコピーで関わった案件の総売上は7億4529万円以上。

現在は独立し、企業や団体のサポートをする一方で、『個人起業家のためのベーシックなマーケティング&コピーライティングスキル教育のインフラを構築する』ためにコンテンツビジネスを展開している。

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