💡適切な判断をする思考訓練

中村です。

とあるドキュメンタリー番組を
数日前にテレビで見ました。

それは性的マイノリティーの
女性カップルが長崎市で導入された
「パートナーシップ宣誓制度」を
活用したという話でした。

平たく言えば「同性婚」の話です。

内容自体は2人の生活の様子や
制度を使ったことで得られた変化や
まだある諸問題についてでした。

で、番組の中で取り上げられた2人は、
結婚をできているわけではないので
この言い方が正しいかわかりませんが、
結婚式を挙げてたんですね。

そして、その後に同棲生活についても
映像が流れていたんですけども、
僕はこの時に、、、

「どっちが男性の役割なんだろうか?」

ということを頭に思い浮かべました。

でも、その瞬間にハッとしたんです。

というのも、
この思考が浮かんで来るってことは、
僕の中にまだまだ“旧時代の前提”が
隠れているってことですよね。

例えば、旧時代の前提は、

・精神的支柱は男
・家事の中心が女性

みたいなものです。

実際、僕は自分が料理を作るし、
家事を全部任せることはしないです。

そうであっても自分の思考の前提に
こういったものが残ってることが
この一件を通じて理解できました。

なので、後は自分の前提を
少しずつ書き換えていけばいいので、
今後はもっと適切で合理的な判断をして
行動できるようになると思います。

これ、今回はLGBTや性差や
男女平等って大きな枠の話でしたが、

前提⇒判断⇒行動

というのはマーケティングや
その他の物事でも同じことが言えます。

例えば、先々月のセミナーの懇親会で
とある参加者の方に

「中村さんは前提を疑って
テストすることを徹底してますね」

という感想をいただきました。

ちょっと説明をしますね。

よくマーケティングを教える人は、

「信頼関係を築いてからじゃないと
セールスをしてはいけない」

という話を鉄則の様に言いますよね。

つまり、これがみんなが当たり前に持つ
“前提”となってるわけですね。

でも、これって本当でしょうか?

もちろん、高額な商品であれば、
判断材料がたくさん必要になるので、
いきなり売っても買ってもらえません。

そういう意味ではこの前提は
正しいと言うことができますよね。

でも、もっと安い商品ならどうでしょう?

実際、僕自身はアドレス登録直後に
低価格帯の商品を販売していますが、
大体10%ちょいの人が
この商品を買ってくれています。

まだ登録をした直後だから、
僕からの情報は何ひとつとして、
受け取っていないのに、です。

つまり、条件を変えてみれば、
「信頼を気づく前に商品は売れない」って
前提は間違っているということが
この結果からわかるわけですね。

で、もちろん前提が変われば、
状況に対する判断も変わりますし、
判断が変われば行動も変わります。

こんな感じで僕たちは
それぞれが持っている前提によって、
最終的な行動を決定しています。

そして、取った行動によって
得られる結果も変わるわけですね。

だから、表面上だけを見れば
ある人と同じことをやっても、
その根底である前提が違っていれば
得られる結果ももちろん変わります。

今、自分が取っている行動は、
一体どんな前提を元にして
決定した行動でしょうか?

そして、そもそもその判断材料である
前提は本当に正しいでしょうか?
定期的に自分の前提を見直すと、
修正しなきゃいけないところが
次第に見える様になってきます。

これは思考訓練みたいなもので、
繰り返せば繰り返すほど、
判断の精度は上がってきますので、
ぜひ、この機会にやってみてください。

オフィスNJ代表
中村純
(東京・下北沢の自宅から)

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この記事を書いた人

株式会社オフィスNJ代表 中村純

大学を留年し同期から半年遅れで卒業。フリーター&バンドマン時代を経て、バンド活動の終了とともにマーケティング・コピーライティングの世界を知る。

2015年6月、(株)コンサルタントラボラトリーに参画。

以降、社内のコピーライティング全般を手がけるほか、広告・販売戦略の立案やマーケティングファネルの設計、安定的に毎月“完全自動”で売上が上がる仕組みの構築なども手がける。

コンラボ社に参画してからの約3年半の間にコピーで関わった案件の総売上は7億4529万円以上。

現在は独立し、企業や団体のサポートをする一方で、『個人起業家のためのベーシックなマーケティング&コピーライティングスキル教育のインフラを構築する』ためにコンテンツビジネスを展開している。

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