ラベリングの恐怖

ラベリングの恐怖

中村です。

ビジネスをしている人の
Facebookの利用率は高いと思いますが、
あなたはどうでしょうか?

僕も投稿自体はそんなにしてませんが、
もちろんアカウントを持っているし、
暇な時とかチョクチョク覗いています。

で、そんなFacebookを先日見ていたら、
こんな動画コンテンツが流れてきました。
https://www.facebook.com/116215802516321/posts/389762291828336
※Facebookにログインしてみてください。

見れない方のために補足すると、
この動画はちょっとユニークな
“ゆで卵”の作り方の解説です。

キャラ弁とか流行っていたみたいですが、
それの延長でゆで卵の黄身の形が
クマとかハートになるような
ちょっと変わった作り方の動画。

で、実は僕ってこういう料理系の
動画コンテンツをただただ
眺めてる時間が好きなんです。

ちょっと手の込んだ料理を
簡単に作る方法であったり、
逆に本格的な料理の解説だったり。

自炊はほぼしないんですけどね…笑

なので、そんな感じで今回の動画も
眺めていたんですが、、、

この動画についていたコメントが
とても興味深いものでした。

その代表的なものがこの2つです。

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うわー

多くの共働きの
母を泣かせる動画

時間が足りない生活で

時短でなく
手間 暇 掛ける動画

心が 折れる。

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すごい!

今は仕事に子育てで忙しいけど
いつかの時のために頭の中に
納めておきます(絵文字)

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あなたはこのコメントを読んで
どんなことを感じましたか?

前提としてこの2つのコメントは、
まったく同じ動画を見た2名が
それぞれ寄せているコメントです。

僕ももちろんそうですが、
同じ出来事、同じものを見ていても、
みんな“それぞれの思い込み”で
物事を捉えてしまうものですよね。

つまり、前者のコメントであれば、

・共働きのお母さんを
苦しめる悪い動画だ

という現実で動画を捉えているわけです。

でも、恐らくそんな“お母さん”である
後者のコメントをした方は、
「いつかの時のために」と
前向きな視点で動画を捉えています。

今回は“動画”を例にしましたが、
僕たちは世の中のできごとを
自分の思い込みで捉えています。

そして、“善・悪”などのラベルを
物事に貼り付けています。

それぞれがどんな世界を見ていて、
どんなラベルを貼るのかには、
もちろん正解はないと思います。

けど、僕たちビジネスをやる人間は、
自分がどんなラベルを貼っているのかを
意識しておく必要があります。

身近な例で言えば『セールス』なんて、
めちゃくちゃわかりやすいですよね。

ある人からすればセールスは、
『売り込み、金稼ぎ=悪』だし、
またある人からすればセールスは、
『価値提供、問題解決=善』という
捉え方をしているものです。

そして、悪のラベルを貼る人は、
条件反射的にセールスを全拒否するし、
自分もセールスができない人になります。

あと、動画に出てくる広告とか、
タイムラインに出てくる広告とかも
過剰に嫌がる人っていますよね。

そういう人は“広告=悪”のラベルを
自分で貼っているわけなので、
広告出稿ができない人になります。

こんな感じでラベルの貼り方によって、
自分の行動も制限されてしまうし、
得られる情報にも制限がかかってきます。

ぜひ、あなたが出会う出来事に対して、
どんなラベルを貼っているのか?

ぜひ、意識してみてください。

オフィスNJ
中村純
(東京・下北沢の自宅から)