[リストのコツ]マーケ先進国の文化

中村です。

メルマガの配信システムを
新しいサービスに切り替えてから
今日で2週目に入りました。

今回、これまでの国内サービスから
海外のサービスに切り替えた事で
より明確になってきた“リストの基準”を
シェアしたいと思います。

まず、結論から言えば、
これまで以上に“量より質”を
重視するようになりました。

簡単に言えば、、、

例えば、1万人の読者がいたとしても、
毎日読んでくれている人数が
100人なら意味がないってことです。

それなら、例えば500人の読者数で
100人が読んでくれている状態の方が
理想的だってことですね。

やっぱり、僕たちは“数字”が
明確に見えてしまう状況になると、
“数字”を最大化しようとしちゃいます。

だから、メルマガの読者数を
競うように増やそうとしてしまうし、
純粋に読者数の「多い・少ない」を
判断基準に持ってしまいます。

実際、読者数が少ないってだけで、
モチベーションが出ないとか、
もっと増やしたいって悩みを
抱えてしまう人を多く見てきました。

けど、さっきも言った通りで、
メルマガは“量よりも質”が重要。

だから、読者数は少なくても良いので、
読んでくれる人だけがメルマガを
受信してくれている状態を
作っていく必要があるんですね。

で、この考え方自体は今までも
もちろんあったわけです。

ただ、海外ツールで採用されている、

1.システムの課金形態
2.配信停止のアルゴリズム

という2つの要素を見てみると、
マーケティング先進国にとっては、
当たり前の文化だってわかりました。

それぞれ解説します。

=================
1.システムの課金形態
=================

まず、海外の配信システムは
いくつか検討をしたんですけども、
基本的に「リスト数」に応じて
プランが切り替わっていきます。

読者が1000名までであればいくら、
1000名を超えたらいくら、
5000名ならいくらって感じですね。

そして、リスト数だけが課金の
分岐になっているので、
サービス自体は料金が安くても
高くてもおんなじなんですね。

日本のサービスの場合の多くは、
「使える機能別」なっているので、
リストが少なくても上位プランの
機能が必要なら料金は上がります。

でも、それがないってことは、
リスト数が少ないほど安くなります。

つまり、読まないのに登録してる人は、
かなり失礼な言い方をしてしまうと、
「ムダなコストを生む存在」なんです。

そうとなれば、メールを読まない人を
メルマガリストに入れておく理由は
なんにもないわけですよね。

利益にならないどころか
コストになってしまうので。

つまり、読者数を指標にして追いかけると、
結果的に損をすることになるわけです。

ちなみに、これは事実を話してるので、
脊髄反射で怒らないでくださいね。
(僕の読者さんにそんなムダなエネルギーを
使う人はいないと思いますが…)

=================
2.配信停止のアルゴリズム
=================

これは日本のサービスでは、
取り入れてるところを
僕は知らないんですが…

今、僕が使っているシステムは、

ーーーーーーーーーーーーーーーー
1.登録直後から30日間
  メールを開封していない。

2.最後に開いたメールから90日間、
  メールを開封していない。
ーーーーーーーーーーーーーーーー

というどちらかの要素を満たすと、
メルマガのリストから自動で削除されます。
(もちろん、読者側からも解除可能。)

大抵の日本のサービスでは、
送信エラーとか不達が続かない場合、
リストから消えることはありません。

なので、「メルマガは読んでないけど
登録されてるリスト」っていうのが、
どんどん積み重なっていきます。

でも、海外サービスでは積極的に
リストをスリム化するために、
読んでない人を削除していくための
機能が備わっているんですね。

そして、この機能があるっていうのは、
まさに海外のリストマーケティングの
哲学が「量よりも質」だってことを
表していますよね。

さらに副次的にですが、、、

読まない人がリストから減っていけば、
相対的に開封率は高くなりますよね。

で、開封率が高いメルマガって、
「みんなに求められている」っていう
判定を受けることができるんですね。

そうなると、迷惑メールフォルダに
入りにくくなっていきます。

もちろん、日本のサービスであっても、
迷惑メールフォルダに入らないように
日々努力を重ねているはずです。

届かないのはサービスとしては、
致命的な弱点ですからね。

けど、“求められていないメール”は、
Gmailとかは受け付けたくないわけなので、
技術でどうこうは限界があります。

なので、僕たちは読んでる人だけに
しっかりと送り届けることで、
「求められてる認定」を受けることが
何よりも対策になる、と。

=================

…というわけで、
メルマガ配信システムを切り替えてから、
より一層、僕は“量より質”を
念頭に置いてリストを見ています。

なので、メルマガの配信解除があると、
「よしよし」とポジティブな方向に
受け止めることができています。

とは言え、リストを減らすだけでは、
事業が伸びていきませんので、

・しっかりとリスト数は増やす
・そこから読む人だけに絞る

っていうことは意識しています。

今が、毎回のメールはだいたい、
300名くらいが開封しているので、
これを500、1000、2000と
少しずつ増やしていきたいですね。

もし、あなたが今リストを
構築していっているのなら、
今日の話が参考になれば幸いです。

オフィスNJ代表
中村純
(東京・下北沢の自宅から)

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この記事を書いた人

株式会社オフィスNJ代表 中村純

大学を留年し同期から半年遅れで卒業。フリーター&バンドマン時代を経て、バンド活動の終了とともにマーケティング・コピーライティングの世界を知る。

2015年6月、(株)コンサルタントラボラトリーに参画。

以降、社内のコピーライティング全般を手がけるほか、広告・販売戦略の立案やマーケティングファネルの設計、安定的に毎月“完全自動”で売上が上がる仕組みの構築なども手がける。

コンラボ社に参画してからの約3年半の間にコピーで関わった案件の総売上は7億4529万円以上。

現在は独立し、企業や団体のサポートをする一方で、『個人起業家のためのベーシックなマーケティング&コピーライティングスキル教育のインフラを構築する』ためにコンテンツビジネスを展開している。

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