中村です。
昨日の深夜(正確には日付変わって今日)、
僕はとあるドキュメンタリー番組を
観ていました。
その番組のタイトルは、、、
『カネのない宇宙人
信州 閉鎖危機に揺れる天文台』
です。
⇒ https://twitter.com/n_docu/status/1225604629989249025
簡単に番組の内容を話すと、、、
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・近年、様々な発見をしてきているのが、
「国立天文台野辺山」
・にも関わらず、その他の基礎研究の
施設と同じく、年々予算が減っている
・スタッフ数を減らしたり施設を閉鎖して、
どうにか研究を継続する道を模索
・村と協力して施設のガイドツアーなど
新たな資金源を開拓しようとしてる
・でも、状況は厳しくなる一方で、
軍事研究という予算が付きやすい分野に
参入しようかどうか苦悩の真っ最中
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といった感じの話でした。
このドキュメンタリーを観て僕は、
Twitterに連続でこんなことを書きました。
↓
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全国の宇宙ファンが欲しいものが
なんなのかわからないけれども、
45mでしか撮れない映像や宇宙の姿を
観たい人っていると思うんだよな。
それを月額サービスとして
提供できないだろうか。
基礎研究にもっと
予算をつけられるのがいいけど、
現実的に無理っぽいし
https://twitter.com/drmyanen/status/1226540593792217088?s=20==================
これを野辺山宇宙電波観測所の方に
みていただけたら嬉しいな。
自分の当たり前のものでも
お金を払ってでも欲しい人がいるはずなので。
https://twitter.com/drmyanen/status/1226541034156331008?s=20==================
ネイチャーが廃刊せずに続いているんだから
エンタメじゃなくていいんだと思うけどな〜
「研究資料が漏れるだろ!」と
思う人もいるかもしれないけど、
研究を続ける方が大切だと思うな。
おもしろおかしくなくても
面白いものはたくさんある。
https://twitter.com/drmyanen/status/1226542675194630148?s=20==================
そう。
いつだったか僕はメルマガで、
「継続するためにビジネスにする」って
話を書いたことがあります。
その時は研究職の話ではなくって、
「NPO」などの非営利支援団体について
書いた話でした。
基本的に「支援=ボランティア」って
構図で考えている人は多いと思いますが、
支援をするためにはお金が必要です。
お金が尽きてしまったとしたら、
団体として活動は続けられないし、
結果、支援も途切れてしまいます。
だからこそ、社会的な問題に対しては、
持続的に支援ができるように
儲けが出せるビジネスにしていくことが
大切だと思うんですよね。
実際、オランダだったかデンマークでは、
社会的な問題を解決できるような
スタートアップ企業を探していて、
行政と連携する形で起業するって
仕組みも執り行われているそうです。
そして、今回の基礎研究の分野であっても、
同じことが言えると思うんですね。
もちろん、国が潤沢な資金を出して、
国力を底上げするために支援するのが
手っ取り早い話だとは思います。
けど、2000万円問題とかとか、
何かと「お金がない系の課題」が
日本全体を取り巻いている中で、
目先の利益が見えない分野に対して、
いきなり予算はつかないでしょう。
スーパーコンピューターですら、
予算を削ったこともありますしね。
(2位じゃダメなんですか?のやつ)
だからこそ、僕は昨日の深夜に、
「それを月額サービスとして
提供できないだろうか。」
ってツイートをしたわけですね。
で、実際問題として、
宇宙ファンは天文台が閉鎖することは、
どうにか避けるべきだって言っています。
でも、ただ寄付をするだけでは、
資金の確保としては一時的なもので
終わってしまうわけです。
だから、、、
・宇宙ファンが喜んでお金を払える
・天文台が持っているリソースから
・研究の妨げにならないサービス
を売れればいいのにな、と。
ちょっと思考の訓練になりますが、
あなただったらこの状況になった時、
どんなものが売れると思いますか?
例えば、、、
望遠鏡を自分で買って天体観測を
楽しんでいる層の人たちだったら、
どんなサービスを喜ぶでしょうか?
ちょっと離れた層相手になりますが、
「星占い好き」な層の人たちには
どんなサービスが売れそうでしょうか?
これ、そのままあなたのビジネスにも
同じ問いかけをすることができます。
あなたの持っているリソースというのは、
基本的に自分としては“当たり前”なもの
だと感じているはずです。
いつでも手元にあるものなので、
特別だと思いにくいですもんね。
でも、実際には、あなたが持っているものは、
どこかの誰かからしたら
「お金を払ってでも欲しいモノ」だと言うのは、
本当によくある話です。
今日の話が参考になれば幸いです。
(株)オフィスNJ代表
中村純
(東京・下北沢の自宅から)