[⏳残り時間わずか]“もみの木”症候群

[⏳残り時間わずか]“もみの木”症候群

町外れにある森の中に、
小さくてかわいらしい
もみの木がありました。

そこは、空気がおいしくて、
日当たりのよい
とてもすばらしい場所でした。

時々町の子どもたちが
木の実を取りくると、
もみの木を見て

「小さくてかわいい木」

とほめてくれます。

でも、もみの木は早く大きく
立派になりたいと思っていたので、
ちっとも嬉しくありませんでした。

もみの木は、毎年秋になると
木こりがやってきて、
大きな木を何本か切っていくのを
見ていました。

大木が大きな音を立てて
倒れる姿にはぞっとしていましたが、
どこかすてきな場所へ
移動するのだろうと思っていました。

すずめたちから切り倒された
美しいもみの木が部屋の真ん中で
きれいに飾られていることを聞くと、
森の中よりすばらしい場所へ行けることが
うらやましくて仕方ありませんでした。

うらやましがるもみの木を見て
お日様や空気は、

「ここでいきいきとした
若さを楽しみなさい」

と言いましたが、もみの木には
理解ができませんでした。

季節が流れ、
またクリスマスが近づく頃、
小さかったもみの木は
美しく立派に成長していました。

木こりは立派に成長したもみの木を
真っ先に切り落としました。

もみの木は切り倒される痛みと
生まれ故郷を離れる寂しさで、
思っていたような喜びは
ありませんでした。

もみの木が連れて行かれたのは
大きな屋敷で、部屋の真ん中で
立派に飾り付けられ、
夜になるとろうそくが灯りました。

もみの木の周りには
子どもたちが集まり、
楽しいお話もたくさん
聞くことができました。

明日になればもっと楽しいことが
待っているのだろうと、
胸を弾ませていました。

翌日、家の主人がやってくると、
もみの木を屋根裏部屋へ
片付けてしまいました。

もみの木は、
冬の間は屋根裏部屋で過ごして
春になって暖かくなったら
また外へ出られるのだろうと
思っていました。

暗く寒い屋根裏部屋での生活は
寂しくて仕方ありませんでした。

もみの木は、
生まれ育った森のことを思い出し、
森での生活が1番幸せだったことに
気がつきました。

ある朝主人が屋根裏部屋へやってきて、
もみの木を引っ張り出し
庭へ放り出しました。

久しぶりのお日様や空気を
全身で感じようと枝を伸ばすと、
もみの木は自分の枝が黄色く
枯れていることに気がつきました。

中庭で遊んでいた子どもが
もみの木につけられた星の飾りを奪うと、
主人が枯れたもみの木を小さく割って
薪を作り燃やしました。

もみの木は楽しかったことを思いながら、
とうとう全部燃えてしまいました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これはアンデルセン童話の
「もみの木」というお話です。

もみの木はここではないどこかへの
憧れをずっと抱えて生きていました。

そして、本当は手元にあった環境が
どんなに素晴らしいものだったのかを
取り返しがつかなくなってから気付きます。

もちろん、これは人生の教訓が
多分に含まれているわけですけども、
集客の勉強をするマジメな起業家にも
重要な視点を与えてくれています。

もみの木は有名な話ではないですが、
僕は起業塾や教材で学んでいるのに
思ったような成果が出ない方。

さらに言えば、色々な塾や教材を
渡り歩いている方をみると、
この話を思い出しちゃうんですね。

例えば、僕が以前コンサルした方は、
いわゆる典型的なセミナージプシーで
様々な塾に通った経歴を持ってました。

でも、僕に相談をするくらいなので、
残念ながら成果には繋がってなくて、
新しく塾に通おうか悩んでいたんです。

僕はこの状態を個人的にですが、
「もみの木症候群」と言ってます。

今、手元に十分な素材が揃ってるのに、
「もっともっと」と探し回る姿勢は
まるでもみの木の様ですよね。

そして、僕はこういった人に対しては、
いつも「優先順位の適正化」だけを
いくつかの視点から話をしています。

手持ちのリソースに足すことなく、
現状を打開するために必要なことを
しっかりと認識して優先順位をつける。

そうすると、

・今必要なもの
・今不要なもの

が自然と割り振られていきます。

逆に、問題解決のために新しいことを
さらに学んでしまえば、

・できること
・知識

が増えていきますので、
さらに優先順位付けが複雑になって、
迷いも増えていくんですね。

つまり、問題解決をするために、
「もっともっと」と足す思考って、
事態を複雑化するだけであって
効果的な解決先にはなりません。

足すことを決めるのは、
「優先順位が見えてから」です。

ちなみに、優先順位をつけたとしても、
よく言われる「手放す」って話とは
またちょっと違うんですね。

基本的に学んできた知識やノウハウは
ムダになることはありません。

だから、手放す必要もありません。

今、使わないことや必要ないものでも、
ゆくゆくは生かされる時が来て、
自分を助けてくれるものとなります。

ようはスティーブ・ジョブズが言った
「コネクティング・ドット」ですね。

ただ、それぞれの状況が違う中で、
たった1つのノウハウで全員が
同じく適用されることがないように、
優先順位もそれぞれで変わります。

だから、学んできたノウハウが
生かされるタイミングだって
それぞれで変わるというだけですね。

ちなみに、もみの木症候群は
これまでノウハウを売りたい人から
受け取ってきた、、、

・もっと良いノウハウですよ
・もっと知識が必要ですよ
・最新のノウハウで成功できますよ

というメッセージの積み重ねで
刷り込まれてしまった思考です。

正直に言って、これについては
僕自身もかなり心当たりがあります…。

だからこそ、刷り込まれた思考を
「デトックス」するための企画を
やっていこうと思ったわけですね。

とは言え、思考を変えるというのは、
心理的な抵抗があることもわかるので、
無理にとは言いません。

ただ、どうせ無料の情報ですし、
気楽な気持ちで最初に提供する予定の
コンテンツだけでも手にしてみて、
さらに話を聞くか判断するのが
僕としてはおすすめです。

初回はコンテンツ作成などがあるので、
一斉にスタートできるように
募集は今日で終了とします。

最後に募集要項のまとめを
改めて掲載しますので、
興味があればFacebookグループに
参加申請を送ってください。

申請は明日以降でまとめて承認して、
以降はメンバー以外がグループの
存在自体も見れないようにします。

では、募集要項とグループのURLです。

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ウェブマーケティングデトックス
募集要項のまとめ
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・金額は無料、バックエンドもなし

・募集期限は10月26日(土)23:59まで

・提供開始は11月からで期間は未定
(実践が伴うので1ヶ月くらいかと)

・専用のFacebookグループで
随時情報提供とコミュニケーション

・何回かzoomで会議を開催。
(コンテンツ撮影+フィードバック用)
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■参加申請はこちらから:
メルマガ読者限定情報
※参加期限は本日26日(土)23:59まで

オフィスNJ代表
中村純
(東京・下北沢の自宅から)