“依存”の恐怖

“依存”の恐怖

https://office-nj.com/wp-content/uploads/2020/01/20200116_uber.png
中村です。

最初に貼った画像は、
今日、Twitterを見ていたら
目に飛び込んできたものです。

今日、Uber Eats(ウーバーイーツ)の
システム障害が原因で、
一時的に「注文できない」という
問題が起きていたみたいです。

で、注文ができないので必然的に
配達代行で稼いでいる人たちは、
仕事が入ってこないことになります。

それで怒っている人が、
「補填しろ」と言っているのが
最初に貼った画像の流れです。

ちなみに、Uber Eatsというのは、
超簡単に言えば出前のサービスで、

1.食事を提供したい店
2.出前をとりたい人
3.配達の労働力を提供する人

という3者をマッチングするものです。

例えば、出前って自前のスタッフに
配達に行かせるとなると、
その分、人件費がかかりますよね。

だから、そもそも出前自体を
受けていない店はたくさんあります。

そこでUber Eatsに登録をしている
配達員が代わりに配送をして、
出前を実現しているわけですね。

簡単に図にしてみると、、、

ーーーーーー
出前を取る人
↓↑
Uber Eats
(配達員手配・決済代行)
↓↑
飲食店
ーーーーーー

って感じになってます。

話を戻すと、、、

つまりはTwitterで文句を言ってる人は、

「自分の稼ぎが少なくなったのは
システム障害が原因なんだから、
何かしらの責任を取れ」

と言ってるわけですね。

もちろん、気持ちもわかりますが、
今回みたいなことって言うのは、
「プラットフォームに依存」する以上、
リスクを承知しておくべきなんですよね。

例えば、これがもっと拡大して、
何週間もUber Eatsが使えないとか
サービスの撤退を決めたらば、
配達員の方々は稼ぐ術を失います。

ただ、そんな時にも、
プラットフォームには、
「配達をして稼ぐ」という
基本ルールが存在していれば、
文句を言えないわけですよね。

たぶん、契約形態も
業務委託だと思うので、
失業手当的なものもないだろうし。

つまり、プラットフォームを使って
収入を得ようとしている以上、
そこのルールに縛られるってことは
当たり前の話だってことです。

ただ、ここで僕が言いたいのは、
「縛られないように起業しよう!」
なんて浅はかな話じゃありません。

というのも、起業しようと何だろうと、
僕らは何かしらのプラットフォームの
ルール内で生きているわけなんですよね。

例えば、、、

この前、とあるメルマガ配信サービスが
急にほとんど迷惑メール判定されて、
読者に届かない自体が起きました。

そして、僕の周りの起業家の何人もが
その被害に遭ってしまいました。

でも、これもプラットフォームを
活用している以上は、
どんなサービスを使ったとしても
リスクとして存在しているわけです。

だから重要なのは、

「1つのプラットフォームに依存しない」

ということなんですよね。

例えば、、、

僕はセールスレターなどを作る時には、
ページ作成サービスを使っています。

でも、そのサービスが使えなくなっても、
WordPressを使って作る準備もあるので、
面倒ではありますけどもビジネスが
完全に止ることはありません。

メルマガ配信スタンドが止まっても、
リストさえ移動させてしまえば、
他のサービスから送ることができます。

で、プラットフォームに依存せず、
場所が変わっても問題なく活動するには、
環境が変わっても使い続けられる
「スキル」がものを言います。

実際、ページ作成ツールは
世の中にたくさん出回ってます。

でも、どのサービスを使ったとしても
共通して「スキル」がなければ、
どれも役には立たないわけですね。

逆に、自分がスキルを持ってれば、
使い心地に差はあるとしても、
ページの作成は達成できるわけで、
もちろん成果だって出せます。

そして、そういう意味でも、
僕は今年も「スキル」にフォーカスして、
自分を磨いていくつもりですし、
それを伝えていくつもりです。

(株)オフィスNJ代表
中村純
(東京・下北沢の自宅から)